今まで普通にスマホを使っていて、とくに不便を感じていなければ気にすることはない「機内モード」
名前は聞いたことがある程度で、「飛行機に乗るときに使うものなんだなぁ」とぐらいにしか思っておらず、あまり飛行機に乗ることがない私にとっては関係のない機能だと思っていました。
飛行機内だけでなく、知っていれば普段から使うこともあるかもしれないということで、「機内モード」とはどんなものかをまとめてみました。
機内モードとは
機内モードとは、スマホの通信機能をオフにして電波が発信できない状態にすることです。
機内モードをオンにすると以下の機能が停止になります。
- モバイルデータ通信(音声・データ)
- Wi-Fi ※
- Bluetooth ※
※ Wi-FiとBluetoothは設定によって機内モードをオンの状態でも使うことができます
機内モードがオンの状態でも緊急の電話 警察(110番)消防(119番)海上保安(118番)にはかけることができます。
機内モードをオンにした状態で地図アプリ・登山GPSアプリを使う場合は、位置情報をオンにすることと、モバイル通信データがオフラインになっているので、前もって行先の地図をダウンロードする必要があります。
注意 機内モードをオンの状態では緊急地震速報など緊急速報は受信することはできません
機内モードの効果
バッテリーの節約
山間部などの電波の弱い所では、端末が電波を探そうとするためバッテリー消費が多くなってしまいます。
機内モードをオンにすることによって、通信がオフになっているので、バッテリーの消費を抑えることができます。
充電速度を上げる
スマホの操作をしていない間も時々データ通信をしているので、バッテリーは消費し続けています。
機内モードをオンにすることによってデータ通信が停止するので、テータ通信によるバッテリー消費がなくなり充電は早くなります。
海外でのデータ通信料を抑える
国際ローミングによって、そのまま海外で自分のスマホを使用することができますが、国内の携帯会社から提供されている海外データ定額サービスなどに申し込まないままで使用すると、後で高額な金額が請求されることがあります。
機内モードをオンの状態でWi-Fiをオンにすれば、通信料は課金されずにフリーWi-Fiのエリアでデータ通信が利用できます。
通信を一時停止
会議中や映画館の中などでは、機内モードをオンにすることによって突然の着信があったりして困ることがなくなります。
スマホの電源をオン/オフするよりも短時間でできるのがメリットです。
通信状態をリセット
キャリアの電波やWi-Fiのエリアにもかかわらず、圏外になったりして電波を拾ってくれない場合があります。
このような時は、機内モードをオン/オフにすると電波がつながります。
動画撮影中の着信を無効
スマホで動画撮影中に着信があると電話に出なかったとしても、着信音が入ったりして動画が台無しになってしまいます。
撮り直しができる場面でしたらいいのですが、そうでない場合はもうどうしようもありません。
機内モードをオンにすることによって電話の着信がなくなるので、安心して動画撮影ができます。
機内モードについての活用法をいくつか紹介しました。
飛行機内だけの機能ではないということが、理解していただいたと思います。
着信音を鳴らさないようにするマナーモードと似ているところもありますが、一番の特徴はモバイルデータ通信を停止することにあります。
状況に合わせて機内モードを活用することで、より便利にスマホを利用することができればと思います。
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